寺院が管理をしている霊園のメリットブログ:18-8-30
「ありがとう」
と何度も親父から言われて終わった
20年ぶりの親父と息子の日帰り旅行。
嬉しいとかよりもまず、
「やり終えた」と言う気持ちが
一番にこみ上げてきました。
この旅行は絶対にありえないと思っていたし、
しかも親父から誘ってきたのではなく
わしの方から親父を誘ったのでした。
親父が仕事を完全に辞めたのが去年の秋。
それ以降、目標を失ったように家にこもる日々。
以前は「100歳まで生きるんや!」と言っていたのに
最近では
「母親(おばあちゃん)があっちで呼んでいる」と言い出す始末。
毎晩、飲んでいたお酒も飲まなくなったし…
そんな親父を見てるとふっと思う。
「この人の楽しみって何?
50年近くまじめに働くだけで、家では大事に扱われてないし、
仕事やめて自由があるのに逆にふさぎこんでしまう人生って…」
…そんな複雑な思いを抱いての
車で2人きりの日帰り旅行。
しかし似ている。似すぎている。
あれだけ否定していた親父に…
よく考えると趣味も親父ゆずり。
旅行、格闘技、お酒、歴史など、
すべて親父が好きなものがわしの好み。
結局、わしがここまで
親父に近づけたのは
すごくありふれた答えかもしれないけど、
「あきらめなかったこと」かもしれない。
人それぞれだけど、
わしが親父に近づこうと思って
少しずつ行動をはじめたのが4年前から…
わしの気持ちを
全然わかってくれないことがずっと続いたこともあったし、
何度も怒られたこともあったし…
でも行動をし続けることで、
こちらの変化にも気づいてくれたし、
親父自身も素直になれてきたのかもしれない。
あきらめなければきっと物事はかなうはず…
周りの幸せと自分の幸せのために
さらにわしは行動していきます。